南仏

昨秋のヨーロッパ旅行の続きを今更・・
パリ・リヨン駅からTGVで南仏へ。南仏ではアヴィニョン、ニースに各一泊。両市に加えてローマ遺跡の残るアルルと山間の小村アンノットを訪れました。

TGV行&ユーレイルパス

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パリ・リヨン駅からTGVアヴィニョン駅までは3時間ほどの行程。パリの市域を出るとすぐになだらかな平原が広がって、どこまでもビルと住宅の続く東京圏との違いを感じます。
今回はユーレイルフランス・イタリアパスという外国人旅行者向け(ヨーロッパで購入することは出来ません)乗り放題切符を利用しました。ユーレイルパスは広く欧州全体の加盟国で乗り放題になるものから、今回利用したような隣接した国を複数指定するタイプまでいろいろありますが、使ってみて思ったのはあんまお得じゃないなぁ、ということ。今回まさにユーロ安になる時期に旅行したこともあって、日本での価格が為替変動を十分反映していたなかったこともあるけれど、それにしても相当な距離を連日乗りとおさないと、元は取れないように思います。特にイタリアは運賃が安めなのでお勧めできない。

ホテル@アヴィニョン

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宿はTGVアヴィニョン駅からすぐ近くのCite de Avignon。TGV駅は日本で言うところの新○○駅のようで駅前は広大な駐車場が広がりその先は地方の国道沿いといった広漠とした風情。パリでチェックした地図の記憶を頼りにそちらの方に歩き始めるが・・

迷子@アヴィニョン

見つからない。地図を印刷してこなかったのも間違いの元で方向ははっきりしているけれど、縮尺を勘違いしたのかもしれないとどんどん歩を進める。また、下手に我慢強い正確も災いし気づくと国道沿いを1時間近くも歩いていたのか、これは明らかにおかしいと引き返して駅から5分の立地にホテルを発見したときには駅に降り立ってから2時間がたっていた。

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しかしホテルの外装もたいがいでホテルであることを示すような看板が一切出ておらず、しかも一回は空きテナント。通り過ぎるのも無理はない。

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ひたすら歩いて到達したローヌ川の河原で絵画的な景色に出会えたのは救い。

アルル

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アヴィニョンから電車で20分(余談ながらこの電車の落書きがひどい)程の距離にあるアルルはギリシア植民市に起源を持ちローマ時代には地域の主要都市として栄え、その時代の闘技場や劇場が残る街で、それらや後代の遺跡も含めて世界遺産に指定されています。近代にはゴッホが長きにわたって滞在したことでも有名だそうで、なるほど美しいところです。

ネコ

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この旅ではじめてのネコ。寒いところには猫は少ないのかな?

昼食@店名忘れ

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サラダとパスタと旅行者向けメニュー。サラダとパスタの量が尋常でなく多く、苦慮した挙句パスタは半分ほど残しました。デザートは見た目でウェット着たけれど意外に軽いクリームでこちらは美味。

市内観光

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アルル市はフランスで一番面積の広い市だそうだけれど、旧市街は非常にコンパクトで主要なスポットは2,3時間で回ってしまえる。今回闘技場や劇場が工事中だったのは残念だったけどロマネスク建築のサン・トロフィーム教会がいかにも遺跡といった風で非常に美しく、観光客が少なかったのもあいまって堪能できました。

アヴィニョン

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アルルから再度20分ほど電車に揺られて今度は旧市街のアヴィニョン駅へ。14世紀にあった法王庁が見所の中心ですが、一帯の丘が公園として整備されておりのんびりした雰囲気が漂っているほか、街も綺麗で歩くのに適度なサイズ。

夕食

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アヴィニョンで買ったサンドウィッチとワイン。パンと加工肉は非常にうまいからサンドウィッチも良いものが多かった。

ニース

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翌日はTGVで3時間ちょいかけて地中海岸のリゾート地ニースへ。同じ南仏と言っても結構遠い。季節外れのニースは人の往来もさほど多くなくややくたびれた感のあるリゾートホテル群は南仏の熱海といった風情。

プロヴァンス鉄道・アンノット

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フランスでは珍しいという、私鉄のプロヴァンス鉄道。山間を走っており景色が素晴らしいという情報を得て乗り込んだけど、沿線はさほどでもなく。

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ただ、目的地にしたアンノットはこじんまりとした山間の寒村でとても感じが良いところでした。ほんとは隣のアントルヴォーも寄ってみる予定だったんだけど、雨が結構降ってたのであきらめて直帰。フランスまではほんと雨にたたられがちな旅でした。

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アンノット駅は駅員が猫好きなのか周辺猫だらけでカウンター内にも子猫が。指でからかってやると楽しい。

イタリアへ

ニースの安宿で夜を明かし鈍行列車でイタリアへ・・