パリ

昨年11月のヨーロッパ旅行の続きをようやく・・・
ロンドンのヒースローを出てパリのシャルル・ド・ゴール(CDG)空港までは1時間少々だったか、スナックを取りつつガイドブックなど眺めているとあっという間。入国手続きというほどのものもなく、 EU内移動の容易さを思い知りました。ここに来てまず驚いたのはCDGの小ささと古くささ。規模は日本の地方空港くらいのモノに思えたし、象徴的だったのは各種表示が盛大に湾曲したブラウン管でされていたこと。ヒースローのターミナルが広くて明るくて設備も新しかったのに比べて驚くばかり。

宿

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パリの宿はリヨン駅近くの PALYM。手ごろな価格の小体なホテルながら室内は近代的で清潔で気に入りました。また、立地もなかなか良くCDGからもルーブルなどの観光地へのアクセスも良好。そしてなんと言っても近隣が非常に下町的で食品市場があったり、日曜は路面で朝市をやっていたり、小さな美味しいレストランも何軒かみつけることも出来、パリの滞在の充実はここに滞在したことにも大きく負ったといえます。またパリに来ることがあれば同じ宿に泊まりたいところです。

夕食@A la Biche au Bois

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初日はホテルについたころには昼下がりだったので近隣の散策だけして夕食に。ホテルのフロントでお勧めを聞いて予約もしてもらったビストロはWEB上で日本語での情報も散見される人気店のよう。ジビエが売りの店とのことでおりしも季節は秋。

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ということで、メインは野鴨のロースト。いやはやロンドンで非弱な食生活を送っていたので涙がでるほどよろしうございました。ワインをしこたま飲んでチーズとデザートもいただいてそのまま床に。

市内観光

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パリ2日目は市内観光。あいにくの雨の中まずは凱旋門。そこからシャンゼリゼをずーっとあるいて中心部へ。本当は一駅ほど歩いたら地下鉄に乗るつもりだったのだけど、入り口が見つからず結構な距離を歩くことに。

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カフェでサンドイッチを取って昼食として、ノートルダム寺院へ。壮麗ではあるけれど人多すぎ。続いて対面の最高裁敷地内にあるサントシャペルへ。

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最高裁の敷地内だけあって、荷物チェックが多少面倒だけれど、一面にそびえるステンドグラスが大変美しい。

そして本日の本命ルーブル美術館へ。

ルーブル

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想像以上の広さに圧倒、というか打ちのめされたルーブル美術館訪問。ただでさえ広いのに地図を読み違えて見当違いのエリアをさまよい続け足が棒のように。エリアが4つに分かれていてそれぞれに同じ部屋番号があるから間違えやすいのですよ。博物館のエジプトエリアをなんとかみ終わってギリシャ・ローマあたりに入ったあたりでギブアップ。近代美術のほうには全く足が届かなかった。しょうがないので(天気も悪いし)予定していたベルサイユ行きはあきらめて翌日の再訪を決定する。

あ、館内の展示品案内はフランス語しかないのでオーディオガイドのレンタルは必ず利用した方がいいでしょう。

オタク街

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ホテルからそう遠くないバスティーユに日本のアニメや漫画を扱う店が集積しているという話を聞きつけてせっかくなので訪問。最大手のトンカムは残念ながら弊店期間でしたが、並びのいくつかの店が開いてました。DVDが非常に安い。日本の10%以下か?

チーズ・ロワイヤル

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映画パルプ・フィクションでパリのマックのチーズバーガーはチーズ・ロワイヤルって言うんだぜ、という台詞があったけれど、確かめに入ってみると確かにその通り(Royal Cheeseだったけれど)。後日談ながら南仏アヴィニョンのマックにはそのようなメニューはなかったように思えた。パリだけの特典なのだろうか?得意げに話したくなろうとも言うもの。

夕食@Les CROCS

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ホテルの近くを歩いて歩いて市場近くで見つけた小体なお店。20時を回っていたけれど、開店直後のようで先客もおらず。入ってみると英語が全く通じないよう(僕のそれが拙劣だからではなく)。ちょっと躊躇したけどなんとかここで食べたいという意を伝えて席に着く。表のメニューでだったか豚がメインに見えたのであるかと問うてみたけれど、なにやらないようで似てるということか子イノシシを薦められる。ああ、その方がぜんぜん面白いな、と頂いた赤ワイン煮。ちょっと塩気が強いけれど美味。デザートとワインも頂いて30-40ユーロくらいだったかな。言葉は通じないけれど親切な老夫婦でカメラをいじっていたら僕の写真も取ってくれた。いい思い出。

三日目の朝

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毎日精一杯観光して疲れ気味だったのでこの日はゆっくりと始動。9時を過ぎたあたりからホテルの近所を散歩。昨日夕食を頂いたCROCSの写真を撮っておこうと市場の方に向かったらなんとびっくり、あたりの路上に百軒は優にはあろうという数の屋台が出て生鮮品の朝市と蚤の市が始まっていた。エネルギッシュな雰囲気にわくわくしながら歩く。それにしても農産物の安さには驚くばかり。キロで2ユーロとか。肉や肉加工品も安いから自炊してる分には食費は安く上がりそう。

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魚類もたくさん。

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肉屋の店先で回っている鳥の丸焼き。これを見たら衝動が抑えられなくなり昼飯はこちらを買って帰ることに。4ユーロ位だったかな。こいつをメインに市場と近隣の店でパン、ワイン、チーズそして蚤の市で金属のグラスも購入。即席のご馳走をホテルでいただきました。

ルーブル2日目

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昼ごろからルーブル再訪。ギリシア・ローマエリアと近代美術エリア。美術エリアの方が人が非常に多いのには驚いた。意外に博物系って人気ないのかな。この日も足を棒にしてなんとか一通りのエリアを見て回ることができたけれど、本当に駆け足。結局オルセーなんかはいけなかったし、パリの美術館・博物館を見ようと思ったら3泊くらいの滞在じゃ全く足りないことを痛感した次第。

モンマルトル&エロティック博物館

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日も暮れるころにモンマルトル。モンマルトルというと芸術家の集うこじゃれたエリアというイメージがありましたが、この界隈は東京で言えば歌舞伎町のようなところでアダルトショップや風俗店が立ち並び、客引きは女性器の名を日本語で浴びせかけてくるというなかなかインパクトの強いところでした(丘の方は健全でしたが)。で、その中にエロティック博物館というのがあり話の種に訪問。写真は控えておきますが秘宝館みたいなところで、なかなか面白かった。


モンマルトルでは派手に遊ぶでもなくホテルに引き上げ。日曜で店が開いてなかったので夕食はスタンドのケバブにしたら量が多いばかりで大失敗。
翌日からはTGVで南仏に移ります。