久々のババ引き

東京某所の路地裏で23時過ぎに見つけた居酒屋。
筆の手書きで書かれた魚類の品書きが魅力的に見えたので入ってみたのですが、にんともかんともなお店でした。

・まず店に入ると奥の小上がりでおばあさんが寝ている(店の人)

・ビールをお願いするとその場でコップを洗って出す(水滴が・・)

・ハタハタの一夜干しをお願いしたらどこにあるかわからず30分くらい捜索される。(冷凍庫でがちがちに凍ってた)

・獣くさいと思ったら厨房のカウンターの上でネコが寝ている。じきに起き出してそこかしこ歩き回る(3匹。毛並みはよい)

そのうちご主人らしいおじいさんが出てきて(昭和3年生まれ)いろいろ自分語りをされて。入った瞬間回れ右をしようと、席に着いたあともビール一本で早々にあがろうかと思ってたのに、1時間以上長居する羽目に。

度を超してマイペースにやりたいようにやってるこういう飲食店は古い店にはたまにありますが、当たったのは久しぶり。特におじいさんのめくるめくトークは筆で表すのは難しいのですが、普段の東京から外れた非日常に飛び込んだ感を味あわせてくれ、店を出たあとはほっとした安心感となぜかこみ上げてくるおかしさに笑いが止まりませんでした。そのまま家に帰る気にもならず、クールダウンのためにもう一件居酒屋に寄ってから(こちらは質の良い焼鳥店でした)帰宅しました。